20年間に5回の震度7クラスが起きるような地震大国日本においては、いつ何時どこで何回も大地震が発生してもおかしくない状況です。しかし国の耐震基準では、大地震が起きる度に若干の改定こそありますが、基本的には「数百年に一度起きる大地震(震度6程度)にも倒壊しない」という前提で設計されており、こうした現在の標準的(確認申請レベル)な建物の耐震性では、人の命も資産としての住宅も守れません。
国は住宅の耐震性能評価基準について、3段階の耐震等級による基準を設定しておりますが、一般消費者にその情報が広まっていないだけでなく供給者側にも普及しておりません。
特に住宅供給数では一番多い全国各地の地場工務店にいたっては、コスト高や各種申請等に要する手間等を考えると、どうしても耐震性能を上げることに前向きにならないというのが現状です。
そこで当協議会は、国民の命と財産を守るために、家づくりの一番の担い手である地場工務店が建てる新築住宅や改修において、耐震性の高い木造住宅を推進するために、情報セミナーの開催や個別相談または技術指導を行い、その普及に貢献することを趣旨として設立いたしました。
耐震化住宅の設計技術及び耐震化施工技術の支援
広く耐震化住宅のPR活動、耐震住宅の販売営業支援
住宅の購入者、供給者への有益な耐震情報の発信
耐震住宅の促進・普及に賛同する会員の活動支援
CADを活用した耐震等級3住宅の設計認定評価
CADを活用した耐震等級3住宅の評価審査、
認定書の発行